「台所育児」のメリット
食育への関心が高まっている昨今。「台所育児」が注目されています。
子供に料理をさせると時間がかかる、危ない、後片付けが大変など面倒なことが思い浮かぶかもしれませんが、実は「台所育児」にはメリットがいっぱいありますので、ご紹介します。まずは親子で一緒に料理をすることから始めてみてはいかがでしょうか。
五感が養われる
料理をすると、食材の色や形を見たり、触ったり、匂いを感じたり、フライパンや鍋で料理が出来上がっていく音を聞いたり、味見をしたり、様々な体験ができます。
このように「味覚」「触覚」「視覚」「聴覚」「嗅覚」の五感が養われ、子供の感性が豊かになります。
好奇心が育つ
料理は食材が見た目や味が変化していく工程を見る体験になります。その経験は普段完成した料理しか見ていなかった子供にとって不思議なこと、興味深いことがたくさんあると思います。
子供ならではの視点や発見を親子で楽しむ時間が過ごせます。
危険について学べる
料理では包丁や火など危険なものも扱います。ですが、危ないからと言って遠ざけていては扱い方を学ぶ機会を奪ってしまうことになります。
親が見ているそばで、少しずつ危険なものの扱い方を学ぶことができます。
段取り力が身に付く
スムーズに料理を作るためには段取りを考えることが必要です。「煮込んでいる間にお皿を出しておこう。」など子供とお話しすることで、先の作業を見通す力が身に付き、自然と段取り力がつきます。
達成感が得られる
「野菜を包丁で切れた」「作った料理がおいしいと言われた」など小さな成功体験をすることで達成感が得られます。それが本人の自信や意欲に繋がっていきます。
また、思った通りにいかなかったという場合も次はどうしたらいいのかと考える経験になり、問題解決力も育ちます。
感謝の気持ちが育つ
料理を完成させるには、食材を切ったり、下処理をしたり、時には大変だったり、面倒な作業が必要です。そういった作業を子供が体験することで、普段料理をしてくれる人への感謝、美味しい食材を作ってくれている人への感謝の気持ちが育ちます。
自立につながる
食材の名前を覚えたり、料理の知識が増えることで「食べる」ことに関する力が身に付きます。「食べる」力は将来に向けての自立に繋がっていきます。
参考
【生きる力を育む! 】子どもと一緒に料理するメリット7つ | 東京ガス ウチコト
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